「接客=色恋」の面がある
はっきり言ってしまうと、ナイトワークでは自分よりも魅力が低い人たちを相手にしてお給料をもらうような側面があります。
ですので「客がキモイ」と文句を言うのはちょっとズレた感覚です。遠慮なく言ってしまうとあなたから見てキモくて当たり前なのです。
つまりナイトワークでは自分よりも市場価値が低い人を利用してお金をもらうお仕事だということを忘れないでください。
そのようなお客様を上手に接客することがお仕事であるということを忘れてはいけません。
親密接客のメリット
お客様にできるだけ体を近づける接近接客は、単に体が近づいて男性を性的興奮に導くということでもあるのですが、もう一つ理由があります。
実は相手との親密度によって、相手の体の距離が決まってくるという事実があるのです。心理学的には、恋人などが取る密接距離は0~45cmであることがわかっています。
つまり接近接客とはこのことを逆用するという作戦です。まだ密接な関係でないお客様と親密な距離をとることで、まるで恋人のような錯覚を起こさせることを狙っています。
親しみがあると居心地も良くなりますし、場内指名をねだりやすくなるところがポイントです。
心理学的にも効果が
カフェでおしゃべりをしているカップルは二人とも同じような座り方をしていることが多いですし、一人が水に口をつければもう一人も同じように飲みます。
これもナイトワークの接客では逆方向から応用するのが重要ポイントです。女性がお客様の行動を意図的に真似することで、「あなたのことがスキ」というサインを送るのです。
お客様が自分のことを好きかどうか判断するのにも使えます。もし自分がおしぼりを手に取った後に同じくお客様がおしぼりを触ったら、あなたのことを気に入っていると確信して良いサインです。積極的に場内指名の交渉しましょう。
男は褒められると弱い
男は社会性が高い生き物です。女性は社会とさほどつながりがなく生活していても病みませんが、男性は違います。社会と切り離された状態で生きていくことが耐えられないようにできています。
男性を褒める時にも、社会からの目とか社会からの評価を織り交ぜたものである方が効果は劇的です。会って間もない場合は、女性とお客様の共通する社会というものはほとんどありませんから、社会からの評価を用いて褒めること簡単ではありません。
しかしお客様との付き合いが長くなってくると、狭いながら二人に共通する社会が生まれます。例えば同伴でよく行く飲食店とか、キャバクラの中での人間関係でも構いません。必ず効果があります。